人気ブログランキング | 話題のタグを見る
top
第29回出張工房「Chioirs mono 2010」展のおはなし
第29回出張工房「Chioirs mono 2010」展のおはなし_d0204413_14582924.jpg

穏やかに晴れ渡った霜月最初の金曜日。
佐藤千織さんによる、第29回出張工房
「Chioirs mono 2010」展
にお邪魔して来ました。

今日、お店に一歩足を踏み入れて先ず目に留まったのは
鮮やかで温かな色合いの可愛らしいマフラーたち。
フィンランドで織物を勉強された佐藤さんの作品だった。

ちょうどお店番をされていたon!y!va!のモリナガさんが
「お名前って本名なんですか?」
の質問で私もはっとしました!
「千織」って・・・まさに、織物作家さんになる為に
生まれて来たようなお名前じゃないですか!
本名ですよ^^とにこやかに答えて下さった佐藤さんに
何故にフィンランド織物の道に進まれたのかを
それとなく質問。。
もともとは、陶芸などにも興味をお持ちだったそうです。
けれどももちろん織物にも関心は深かったようで、
そんな佐藤さんにお友達が強く織物への道を勧めたそうです。
また、学ぶ国を選ぶ段階になった時に、
織物が盛んな北欧の中でスウェーデンへ行くことも迷われたそうなのですが、
たまたま問い合わせた学校から来た通知が
フィンランドからのものはとても親切だったり、
語学の学校も、何故かトントン拍子に当てが付いたり・・と。
まさに、まさに、フィンランドに導かれたような方だったのでした。

第29回出張工房「Chioirs mono 2010」展のおはなし_d0204413_14584785.jpg


いろいろな作家さんに逢って来ましたが、今回も思ったこと。
それは、何かに魅入られた方、夢中になっている方と言うのは皆さん
本当に良い表情をするのだなぁ・・と言うこと。
佐藤さんも例外ではありませんでした。

第29回出張工房「Chioirs mono 2010」展のおはなし_d0204413_1459625.jpg


このフィンランド織り。
縦糸と横糸を複雑に交互に編みこみながら仕上がっています。
「編むこと自体は小さいものなら1日ぐらいで完成するのですが・・」
と、その後のお話を伺ってびっくり!
先ずはデザインを組み立てるのに数日、糸を張るのに数時間、
そして編み終わってからがもっと大変。
ふんわりとした糸の風合いをよりかもし出す為に、
一度生地を洗い、アイロンを当て、丁寧に乾燥させます。
その全工程は実に20日ほども要するのだとか!!
これをおひとりで全て行うと言うのですから、
完成した作品は我が子同然!と佐藤さんは仰っていました。
たった1枚のマフラーに、こんなにも手間と愛情が注がれているなんて・・。
それを伺っただけでも1枚手元に置きたくなってしまいました。


さて、マフラー以外にも、佐藤さん、可愛らしい毛糸の
パーツなども持参されていました。
「何をするんですか?」と訊ねると、
「ワンポイントにしてマフラーに飾ってもいいのでは?」
と、楽しそうにモリナガさんがお喋りに加わります。
いいですね、と佐藤さんもノリノリなご様子。
この後の出張工房・・なにやら楽しげな予感で一杯です!
もしかしたら、コースターなどにお好みのワンポイントパーツを
つけていただける・・なんてこともあるかも!?


「温かな色、そして柔らかな手触り・・これが私の思う
可愛らしさかな」

そう仰った佐藤さん。
小さな可愛らしい毛糸を手繰りながら、
ゆっくり、ゆっくり出張工房の時間は過ぎて行くのでした。。
# by sakkanozakka | 2010-11-10 13:56
第28回出張工房「なんでもバスケット」のおはなし
第28回出張工房「なんでもバスケット」のおはなし_d0204413_14594837.jpg


薄っすらと街路樹の紅葉も始まった東京は、
本日、爽やかな秋晴れ!
そんな中、開催された、第28回出張工房、
「green mt31」毛塚みどりさんによる、
コットンで編む「なんでもバスケット」のワークショップに
参加しました。


テーブルにはコットンやウール、麻といった、
様々な種類の素材を組み合わせた、ナチュラルで
目にも優しい色の毛糸が沢山!
どれにしようかなぁ・・・。毎度のことながら、
この時間が作っている時間と同じくらい楽しみな私。
他の参加者の皆さんも、これならこの皮の取っ手がいいかしら?
こっちの糸にしたら、このサイズの方が可愛いかも?と、
夢が膨らみます。

第28回出張工房「なんでもバスケット」のおはなし_d0204413_150545.jpg


編み方は、至って簡単。1つの編み方を
マスター出来れば、ぐんぐんコツがつかめて
皆さん、あっという間に1時間が経過。
毛塚先生が、「もう1時間ですよ。」と仰ると、
参加者全員で、「えーー!?もう、そんなに?」と
驚きの溜息を零してしまいました。
「何かに集中するって、気持ちがいいんですよね~。」
毛塚先生のひと言に、「なるほどー」と、
一同、腑に落ちました。
「無心で手を動かして、何も考えていない時間から
カタチあるモノが生まれると言うことがね、
とても愉しいと思うの。」
このひと言が、心に響きました。

第28回出張工房「なんでもバスケット」のおはなし_d0204413_1501616.jpg


細編みと、すじ編みをシンプルに繰り返しただけなのに、
気付けば、カゴらしい模様が浮き上がって来ています。
ここで一旦、休憩。
本日のお菓子とお茶を頂きます。

「これってひとりじゃ絶対に完成しないかも。」
と、おひとりが仰ると、
「ほんとねー」と、皆して頷きます。
「一緒に創ることを共有するのが、いいんですよねー。」
と、オーナーのほしのさん。


毛塚先生はとても自由な発想をお持ちな方で、
創ることに関しても、とても寛大!
参加者おひとり、おひとりの個性や、好みを、
創っている要所要所で丁寧に拾い上げて、
「では、~~さんは、こうしてみましょうか?」
「ここは、~~さんは、こっちにしましょうか?」と
創る楽しみを伸ばして下さいました。

結果・・・

同じ編み図で創り始めたカゴも、
いざ完成して皆で見比べてみると、あら、不思議!
それぞれ、ぜんぶ、まったく違ったカゴへ
糸は変身していたのです!
全員、自分以外のカゴを見つめながら
「不思議ね~」と、笑顔がこぼれた
今回のワークショップでした。
# by sakkanozakka | 2010-10-23 13:55
第27回 出張工房 みつろうキャンドル作り ワークショップのおはなし
第27回 出張工房 みつろうキャンドル作り ワークショップのおはなし_d0204413_151795.jpg


この夏最後と(一応)言われる猛暑日のピークの今日、
第27回 出張工房 みつろうキャンドル作りのワークショップに
参加しました。教えてくださったのは、以前にも
セメントマグネットアートでお世話になった、
on!y!va!のモリナガさん
今回はどんなワクワクを見せて下さるんだろう?と
思っていると、テーブルの上には既に、
「これって、キャンドルのワークショップなの?」と
思わずには居られない、色とりどりの素材、それから
毎度おなじみの金属部品の数々。。。。
もう一気に「モリナガワールド」に引き込まれてしまいました。


まるでスイーツのようなキャンドルや、どこか別の星から来たの?
と言いたくなるような、不思議な不思議な、ゆる~い顔、形の
キューブのキャンドルがこちらに何か話しかけた気に見つめています。
迷った末に、キューブ型のキャンドルを作ることに決めました。

第27回 出張工房 みつろうキャンドル作り ワークショップのおはなし_d0204413_1512674.jpg



みつろうを、のんびり、のんびり溶かしてゆき、
それをシリコンのモールドに流し込みます。

「20分くらいで固まりますよ~」と
モリナガさんが言うので、その間は予め色をつけてある
ミツロウをコネコネしながら、好きなものを童心に返って
作りました。
私は、「腹ペコ青虫」の青虫君にトライ!
この自由な雰囲気は、前回のセメントアートの時と同じ!
モリナガさんは人の心を自由に遊ばせてくれる、
そんなパワーを持った方なのです。

第27回 出張工房 みつろうキャンドル作り ワークショップのおはなし_d0204413_152057.jpg


待つこと、数十分。
美しい金色だったみつろうが、カスタードクリームのような
不透明な黄色に変わって、待ちに待った型出しです。

底を指で押すと、「ぽこん!」とキャンドルが飛び出して来ました。
その様が、何とも言えず、可愛らしいこと。

そして、あら熱が取れた後、お楽しみの顔の表情の作成です。
普段、普通に生活をしていたら、触れることもないであろう
金属部品たちが、ここで一気にその個性を発揮!!
1つとして同じではない、不思議な不思議な
みつろうキャンドルがここに誕生したのでした。


眺めているだけで、「可愛いー」「ほのぼのするー」の
キャンドルですが、これが火を灯すとまた少し雰囲気が変化しました。
ちょっと哀愁を帯びてムーデイーな感じ。

「この、二面性がいいんですよね!」とモリナガさん。
私も大いに頷きます。
「こう言う男の人、好きかもー!」と言う私に、
「だって、理想ですよー。意外な二面性!」とほしのさんも賛成。

何時までも皆で、キャンドルの炎の揺らぎを見つめていました。
# by sakkanozakka | 2010-09-11 13:54
第26回 出張工房「カラーワークショップ 会」のおはなし 
第26回 出張工房「カラーワークショップ 会」のおはなし _d0204413_15362.jpg


本日お盆休暇目前の土曜日。
Sakka no Zakkaではこれまでとは少し異色の第26回出張工房
佐々木染子先生による「カラーワークショップ 会」が開催されました。

何が異色なのか?と言えば、先ず小物などをはじめとした
所謂「モノ作り」ではないこと。
それから、「新しい自分に出会えるかも知れません。」なんて
ちょっぴりドキドキするような言葉がご案内のチラシに書いてある!!
持ち物は、ハサミ。
もう、ワクワクは最高潮!お店の扉を開けました。
お店の中からは、シンセサイザーでアレンジされた
ヒーリングミュージックが流れてくる。
いつもの"のんびりゆるゆる"のお店のBGMとは違います。
それだけでも、何がこれから起きるのかしら?と
期待が膨らんで行きます。

そして先ず目を引いたのがテーブルの上に山のように積まれた
毛糸!それも色とりどりの!
けれど、どうやら編む・・・のでは無さそう。
じゃ、一体どうやって毛糸を使うのかしら?
メンバーが揃ったところでいよいよワークショップが始まりました。

第26回 出張工房「カラーワークショップ 会」のおはなし _d0204413_1533099.jpg


いつかこのワークショップをどこかで受ける方の為に
詳細はここでは述べませんが、
自分にご縁が深い数字を選び、毛糸を決まった法則通りに
切込みを入れた紙皿に巻きつけて行きます。
全員、夢中・・・。
同じ動作を何度か繰り返し、自分が「これでOK!」と
思った時点で完成!
出来上がった作品をテーブルの上に置き、自分以外のメンバーの
作品と見比べます。

「こんなにもそれぞれが違うの!?」

全員から感嘆の声が零れます。


「今のご自身の内面がここに投影されているんですよ。」

佐々木先生の言葉に
「ほ~」とか「へ~」とか感心するばかりの参加者の皆さん。

第26回 出張工房「カラーワークショップ 会」のおはなし _d0204413_1534845.jpg


全て偶然から導き出された図形であるのに、
そこには隠れた様々なメッセージがあると言うのです。

例えば、輪郭が美しく縁取られた方は、とても確かなビジョンを
お持ちの方であったり、現在、ネットワーク作りや人とのご縁に
深く献身されている方の図柄は☆型が美しく張り巡らされていたり・・。


「時を空けて再度挑戦してみると、また全然違った
模様に出会えますよ!」

佐々木先生の言葉に一同また「へ~~!」。


今日のワークショップでもう1つとても興味深かった出来事は
集まったメンバーに、様々なシンクロニシテイが起きていたこと。

例えば、ある方のお母様の名前が私の名前とご一緒だったり、
隣り合った人同士の図形がどこか似ていたり・・。
先生曰く、「よくあることです。」とのこと。
不思議です!

午後の会の皆さんはどんな不思議な出来事があったのでしょうか?
ぜひぜひ、知りたいです!

ワークショップに参加された皆様。
今日はお疲れ様でした。

今日の体験を是非こちらでシェアしませんか?
ご自身が作った模様、体験談等、こちらで募集します!
お気軽にコメント、お写真UPして下さいね!


それから、佐々木先生、素晴らしい時間をありがとうございました!
# by sakkanozakka | 2010-08-07 13:52
第25回 出張工房 巽紀子Tシャツ展のおはなし
第25回 出張工房 巽紀子Tシャツ展のおはなし_d0204413_1542094.jpg


猛暑ここに極まる!の土曜日の昼下がり、
第25回 出張工房 巽紀子Tシャツ展にお邪魔して来ました。

お店の軒先にはほのぼの可愛い巽紀子さんのイラストが描かれた
Tシャツが風にゆらゆら・・・
リクエストに答えてTシャツにイラストを描き入れてくれるとのこと、
これは楽しみ!!

お店に入ると既に黒山の人だかり。
テーブルを囲んで静かに固唾を呑む人たちで
溢れかえってるじゃありませんか。
でも、あれ?大勢人が居るのに、
いつもの出張工房の時の賑やかなお店の雰囲気と何かが違う・・
どうしてかしら?と思っていると、理由が判明!

お客様のご要望にお応えしようと、
「うーん、うーん」と頭を捻る作家さん
巽紀子さん、書家の三木さんの真剣な姿がそこにはありました。
それをお客様が見守っていたのです。

第25回 出張工房 巽紀子Tシャツ展のおはなし_d0204413_1544486.jpg


テーブルを覗き込むと、
「飼い猫に留守をまかせて盆踊り」
と言う粋な俳句が書かれた鮮やかなオレンジ色のTシャツが
目に飛び込んで来ました。
そこに今、まさに、巽紀子さんが「猫」のイラストを
描こうとしているところ。
「はい、出来ました!」
そこには、既に文字と言う枠を超えた三木さんの
アートな言霊とゆるっと可愛らしい猫のコラボが
溶け合った、お洒落なTシャツが誕生してます。
依頼主さんはおじ様が詠まれた俳句をTシャツに入れて
プレゼントしたい、と言うことでした。


次のお客様は「自分の会社の名前を入れて下さい」と言うご依頼でした。
一番左の写真をご覧頂くと分かると思いますが、
中央に描かれたリスちゃんが、同じTシャツを着ているのです!
つまり、ごく狭いスペースに文字入れとイラストを入れなければ
なりません。
巽紀子さんと三木さんの神業のような作業を皆で見守ります。
そして無事に作品は完成。
依頼主さんも本当に嬉しそうでした。

第25回 出張工房 巽紀子Tシャツ展のおはなし_d0204413_155137.jpg


「世界でたった1つ」の何かを手にした方たちって
どうしてこんなにも良い表情をするんでしょう!

そして、異なるタレントを持ち合わせた作家さん同士が
新たに1つの作品を生み出すコラボレーションと言う魔法、その魅力。

おふたりの優しさが詰まったこのTシャツは
それを見た周りの人を幸せにするのだろうなーと感じました。

「これでプレゼン行ったらプレゼンにならないかもね?」
そう、依頼主さんは笑っていましたが、
まあ、それも良いではありませんか!
とにかく、そこは幸せオーラで一杯なのですから。。
# by sakkanozakka | 2010-07-24 13:48



国立の雑貨屋さん. SAKKA no ZAKKA公式ブログ
by サッカノザッカ
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
お店案内
お知らせ
今日のサッカノザッカ
ギャラリー
出張工房
ニットカフェ
アロマカフェ
tembo.の洋裁教室
素敵な作家の皆様へ
伊勢丹出展
Link
SAKKA no ZAKKA
にほんブログ村 国立情報
人気ブログランキング
ファイブ ブログランキング
おはなし工房はリンクフリーです♪Blogをお持ちの当店作家さんからのリンクも大歓迎です!

SAKKA no ZAKKA

Facebookページも宣伝
その他のジャンル
Twitter
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 03月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 04月