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「on!y!va!(オニヴァ!)」展のおはなし
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"石のマグネットを作ろう!"と言うワークショップに参加した。
この日の講師の先生は、「on!y!va!」のモリナガさん
「石」と言っても所謂、道端に落っこちている「石ころ」ではなく、
使用する素材はなんとセメント!そう、"あの"セメント!
人生間もなく○十年近く生きているけれど、
セメントと触れ合う機会など
凡そ振り返って見てもまるで無いワケで...。
このぶっ飛んだ発想に一気に参ってしまい、お誘いがあった先月から
この日をずっと楽しみにしていた。

先ず、ホームセンターなどでも購入出来ると言う、「セメント粉」に
水をチョロチョロと注ぎ、ちょうどジェラードアイスクリームが溶けて
シャリシャリした質感が若干残っている程度の硬さに練り上げる。
次にシリコン型にそれこそお菓子のマフィンを作る時の要領で
セメント生地を流し入れる。後は固まるまでひたすら放置。
途中、半生の状態を見計らって金属性のビスやねじ、その他
お好みの具材を埋め込んで顔を描く。
するとあらら...、不思議。何とも哀愁?癒し?愛嬌?を帯びた
セメントマグネットアートの完成...と、言うワケ。

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セメントが乾くまでの小一時間、今回のワークショップを担当された
モリナガさんの指導の下、コラージュ制作に挑戦。
予め用意をしておいた自分の写真と、モリナガさんが持参して下さった
種々雑多な素材を思いのままに切り貼りする。
英字新聞をおもむろに「ザクザク・・」っとやり始めた私にモリナガさんが
「みうさん、結構、潔いんですね~」と、一言。
モリナガさん曰く、結構皆さん、最初どうしようか悩まれるんですよ、と。
"イサギヨイ"、そうかも・・と、言われた言葉に逆にハっとした。
「与えられた素材を自分仕様にする」
・・実は、以前からうっすら気付いていた私の得意分野。
ああ、そっか、こんな所でもそれが発揮されるんだ、と妙に納得。
逆に、何も無いところから、何かを新たに生み出すこと・・
これが苦手でありコンプレックス、なのだ。もう、ずう~っと。


これまでにいろいろな作家さんに出逢い、お話をして来たけれど
モリナガさんのような、素材を選ばず創作に携わっている方と言うのは
初めてかも知れない。
(どちらかと言えば、専門分野を持っている方が多かったので。)
完成した未だ生乾きのマグネットを持ち帰るのに
「そのままでは不安でしょう?」と、生地を練るのに使用した
小さな紙コップにコラージュ用にと持って来ていた紐を通し、
マスキングテープをちゃちゃっと貼ってミニバケツにして下さった時には
軽く身体に電流が走るほど感動した。

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「オリジナリテイ」って...多分、こう言う力のことなのだ。
羨ましくて、切なくて、愛しくて、胸を掻き毟られた。
本を見て、誰かに聞いて、何かを学んで...作ることは誰にでも出来る。
けれど、何も無いところから、全く予想も出来ない何かを創造すること、
これってやっぱり選ばれた人にしか出来ないことなんだろうか?

あれこれ思いを馳せながら、自分の凡人さを思って
少し凹んだ。

でも、こう言う刺激を貰えるのも
この出張工房ならでは!なんだと思う。

もっと、もっと、いろんな「創る」に
触れて見たいし、作家さんと出会って話をしてみたい!
と思った。
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# by sakkanozakka | 2010-06-11 13:47
「海音~kaon~ とんぼ玉実演製作&ワークショップ」のおはなし
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3月の末、とんぼ玉作家の海音さんが
出張工房にいらして、実演制作を披露してくれた。(写真:左)
まるで線香花火の先端のように赤々と疼くガラスのタネを
飴細工のように器用に手繰る彼女にある質問をしてみた。


「どうして沢山の"創る"と言う行為の中から、とんぼ玉を選んだのですか?」


目だけはしっかりと形成棒上のタネを追いながら、暫く、「うーん」と
考えていた海音さんがぽそりと、
「ガラスを溶かして見たかったんです。」とだけ答えてくれた。
そう答えた直後に、ごめんなさい、上手い表現が見つからなくて、と
前置きをしながら、再び海音さんが話し始めた。
「もともと、ガラスが好きで・・それで、ステンドグラスや
ガラスへの絵付けも習ってみたんです。でも、ある時、"溶かしたい"
って思っちゃって・・・こんなの変ですよね?こんな動機・・。」
既にとんぼ玉への絵付けに入っていた彼女に、
「全然、変じゃありません!すごく、素敵な答えです!」と
私は少し力を込めて答えた。
そして、くぅ~っ!いいなぁ!と思った。

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私はSakka no Zakkaで沢山の作家さんに出逢って来たけれど、
いつも気になって聞いてみたいのは
「沢山の創る」と言う行為の中で、どうして
「それ」を選んだのだろう?と言うこと。

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「創る」ことへの情熱って
他の誰に解ってもらえなくとも
自分の中にある日芽生えた「種」のようなものに
しっかりと支えられているんじゃないかなぁ・・
と思った出来事でした。
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# by sakkanozakka | 2010-03-26 13:46
「コットン・ウールでつくるセレモニーコサージュ」ワークショップのおはなし
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雨交じり、3月最初の土曜日は、
お花のコサージュのワークショップに参加。
この日の講師の先生はこれまた大好きな布作家のrumirumiさん。
朝一でお店を覗くと、お天気のせいもあってか
中にはオーナーのほしのさんとrumirumiさんしかまだ居ません。
ともあれ、気心知れた3人でまったりなチクチク時間の始まりです。。

布を選ぶところからスタート!
この時間がホント楽しい。
女子(?)なら分かるよね?この気持ち!
ほしのさん、多分10分くらい悩んでたと思う。
私も5分は布をただ眺めてました。


3人して
「ほんっと、創ることって楽しいよね~!」
「どうしてこんなに幸せなんだろ~?」
「これって人間の基本欲求ですよね~?!」
と、きゃっきゃ言いながら作業に勤しむ。

ふと、ほしのさんが、
「ネアンデルタール人とクロマニヨン人の決定的な違いって
何だったと思います?」と
話を振って来た。
「どちらも、同様に狩猟をし、道具を使い、
家族を形成して暮らしたんです。
でも、ネアンデルタール人は滅び、
クロマニヨン人が生き残ったんですよ。」

rumirumiさんと私・・・暫し無言~。

ネアンデルタール...なんて、ここ数十年口にしなかった言葉だから
発音することが妙に新鮮。
化石化していた言語野の細胞が思わずピクっと蠢いた、
と言ったら大袈裟かも
知れないけれど、こう言う感覚ってワクワクする。

無言を切り裂くように、ほしのさんが、
「あのですね、クロマニヨン人は、ネアンデルタール人と違って
芸術を愛したそうなんです。これって凄いと思いませんか?」


最初は地味~に・・だけど、後から鳥肌が立つような感動の波が
私の胸の内にこみ上げて来ました。


ネアンデルタール人の滅亡に関しては、確かにいろいろな説があり、
どれが結局正しいのか?は証明されていない。
けれど、現人類の直接の祖先と言われているクロマニヨン人が
芸術を愛した・・と言う事実そのものに
大きな意味があるような気がしたんだよね、私は。

これって、凄い!本当に凄い!
人によっては、「なーんだ、ソレ!」ってことかも知れないけれど、
そんなことぁ~関係ないの。
私はほんっと感動したの!
だって、先に滅亡したのがクロマニヨン人だったとしたら・・・
その後の歴史ってどう変わっていたんだろう?想像するに難い。


"クロマニヨン系女子"3人の至福の時間はあっと言う間に過ぎ、
無事にコサージュを完成させた私は、
沢山の感謝をお2人に告げて、
その日お店を後にしました。
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# by sakkanozakka | 2010-03-06 13:44
「ニットcafe~かぎ針編みでつくる携帯ケース~」のおはなし
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ワークショップ
「ニットcafe~かぎ針編みでつくる携帯ケース~」
に参加して来ました。

講師の先生はお馴染み「shuu工房」、中山志保先生


本日の課題は携帯カバー、またはブックカバー。
好きな方に挑戦です。

私は、ブックカバーにしました。
いつものことながら、
中山先生がチョイスする優しい風合いと色味の毛糸が美しいです。

そして、
ニットカフェ!と言うからには、ちゃんとテイータイムもあるのです。
ひと休みは、たいせつ。。たいせつ。。ね?

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今回はCheeseケーキがサーブされました。
喉越しが涼しくて美味しかったです。
ほしのさん、いつもありがとうございます。

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モチーフを繋ぐ・・って、
正直、「めんどくさそう・・」と思っている方
多いのではありませんか?
実は私もそんな1人でした。

ところがところが・・・
かぎ針編みのそれは良いところ!
2枚のモチーフの編目同士を合わせて掬うだけで
特別なテクニックはなくてもどんどん
繋がってしまうのでした。

1つの「解らない」が解決すると
まるで芋づる式に他の「解らない」まで
すっきりしてしまうものですが、
まさに、まさに、その通り!

中山先生は、きっと
「解らない」を「解ってくれる」名人でもあるのでした。
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# by sakkanozakka | 2010-01-23 13:43
「Tembo.(テンボ)によるファブリックの展示・実演制作」のおはなし
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先日、家に沢山送られて来たりんごをほしのさんに少しお裾分けしたくて
ふらっとSakka no Zakka立ち寄ると、
たまたま「自分で作るハンカチ」と言う
Tembo.さんによる出張工房のワークショップが行われていました。

「簡単ですよ。1枚どうですか?作って行かれませんか?」

そう誘われたものの、返答に詰まりました。

だって、昔から苦手なのです。

・・・ミシン。

真っ直ぐに縫えないし、それから・・
あのたたみかけるようなスピードと音で
猛獣の如くこちらに迫って来る針がどーしても怖くて。
高校の家庭科の授業以来、とんとご無沙汰をしていました。

ああ、だけど・・だけど・・
なんて可愛らしい生地。

「インド綿なんですよ、コレ。可愛いマドラスチェックでしょう?」

先生の甘い誘惑に抵抗も虚しく遂に陥落。
いざ、ミシンと言う綿を食らう猛獣との対決に挑んだワケです。

型紙どおりに布を裁断し、
四隅には縫い代を作る為のアイロンを丁寧に当てます。

「では、最初だけ・・」

と、先生がおもむろに生地に針を落とし、ダダダダーっと
いとも簡単そうに猛獣を走らせ、
「では、ここからどうぞ!」と私をごつごつした"ヤツ"の前に座らせました。
おっかなびっくり、床の踏み台に足をかけ、そろそろ~と踏んで見ます。

「はい、もっと踏んで~、もっといいですよ~!」

(ふ、踏んでます・・・でも、身体が動きませんー。涙)

「では、靴を脱いで直に踏んでみましょうか?」

(踏んでますー。呼吸が出来ません~。泣)

そんな滑稽なシーンを数回繰り返す内に、目の前の針が
「おっと、おととととー、おっと、おとととー・・・」と
頼りないリズムで手前に動き始めました。

「針を見ないで下さいねー。進む少し先を見て下さい~。
生地を挟んでいる金具の真ん中に縫い代の端を合わせて~。」

先生のこのアドバイスは画期的で、言われたとおりにすると、
あの頼りなかったリズムが「おとととーーーおとととー」と少しばかり
規則性を増してお店の中に響きます。
そう言えば、今も昔も、針の根元ばかりを見ていたような気がしました。


何とか四隅を縫い上げて、更に自分のイニシャルと雪の結晶のスタンプを押した
タグを縫い付けてここに「私の1枚」は完成しました。


この「進む少し先を見て・・」と言う言葉。
以前にもどこかで聞いたような・・と考えていると、
教習所の教官に教習中、散々言われていたセリフだったことを思い出しました

ミシンも、車も・・
丁度良い加減でアクセルを踏んで前に進むことには何ら変わらず、
私はどちらも多分、得意ではないのでしょう。
目の前の出来事しか見えていない。
物事を全体で見ていない・・って言うのか。。
ミシンでもそれが反映されちゃうんだなぁ・・と、
何だかしんみりしてしまいました。


ところで、ミシンの「返し縫レバ」ーと言うのはなんて素敵なんでしょ!
レバーを押すだけで、元来た道を針がするすると戻って、
またレバーを戻すと手前に進むことでその場がしっかりと留まるのですから。。

綺麗で真っ直ぐからはほど遠い、私の人生の縫い目。
ですが、「返し縫レバー」がもしもあるのなら、何度でも使って、
1つ1つの軌跡を、ほつれないようにしっかり留めてゆこう!
そう、心に誓ったワークショップでした。
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# by sakkanozakka | 2009-12-18 13:38



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